- HOME>
- 10代〜30代に多いお悩み
膀胱炎
10代後半から30代の女性に多く発症するのが、膀胱炎です。膀胱炎になると、次のような症状が出ます。
- トイレの頻度が増えた
- 残尿感がある
- 排尿後に強い痛みがある
- 下腹部や膀胱あたりに違和感がある
膀胱炎は、肛門などから細菌が尿道に入り込むことで発症します。女性は尿道が男性よりも短く、腟や肛門が外尿道口に近いため、女性のほうが罹患しやすい疾患です。
生理ナプキンやおりものシートはこまめに替えるようにし、デリケートゾーンを清潔に保つようにしましょう。排便のあとの拭き方に気をつけることも大切です。
ただし、デリケートゾーンを清潔に保とうとして、便座の温水洗浄をたくさん使ってしまうことは避けてください。温水で洗いすぎると、皮脂や常在菌が洗い流されてしまい、かえって膀胱炎を発症しやすくしてしまうおそれがあります。
また、免疫機能が低下すると自浄作用が弱まって、菌に対抗できなくなります。疲労やストレスを溜めないよう、日常生活や生活習慣にも気をつけましょう。
尿漏れ
尿漏れと聞くと、ご年配の方に多いというイメージがあるかもしれません。しかし、20〜30代の若い女性でも、くしゃみや咳をしたはずみで尿漏れしてしまうと、悩んでいる方は、少なくありません。
尿漏れの主な原因は、骨盤底筋のゆるみです。
膀胱や尿道は、骨盤によって保護されています。これらを支える骨盤底筋が弱まると、尿漏れを起こしやすくなります。骨盤底筋を鍛えることで、改善することができます。骨盤底筋体操によって、機能の弱まった部位を鍛えましょう。
骨盤底筋体操は、まず、次の3つのいずれかの基本姿勢をとります。
- あおむけでひざを立てる
- 椅子に座る
- 立ったままで、両手を机につける
そのうえで、膣と肛門を強く締め、5秒たったら10秒間力を抜きます。これを5回おこないます。次に同じ動きをより早いペースで5回おこないます。
エムセラなどの機器によって骨盤底筋を鍛えることも可能です。エムセラについてはこちらをご覧ください。
また、便秘が尿道や膀胱の働きを妨げている可能性もあります。
若くして尿漏れがあっても、恥ずかしいと感じる必要はありません。安心して、当クリニックへご相談ください。