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- 日帰り手術(尿失禁)
日帰りでできるボトックス尿失禁手術とは
尿失禁の手術には、日帰りでできるボトックス手術があります。内視鏡によって細い注射針を用い、膀胱の筋肉にボトックスを約 20か所に注入するもので、多くの場合2時間以内にご帰宅いただけます。
ボトックスは顔のしわを軽減する治療などによく使用されていますが、膀胱の異常な収縮を抑制することもでき、広く尿失禁の治療にも活用されています。
治療が受けられるのは、過活動膀胱で尿意切迫感がある方、頻尿や尿失禁がある方で、お薬・行動療法・理学療法など十分な効果が出なかった方です。
ボトックスによる尿失禁手術の流れ
Step01
麻酔
痛み止めの点滴をおこない、尿道から膀胱に局所麻酔をします。
Step02
ボトックス注入
尿の出口から内視鏡を進め、膀胱内をよく観察したうえで、膀胱の筋肉に直接薬剤を注入します。10~20分程度で治療は終わります。
Step03
排尿チェック
約1時間、休憩していただきながら排尿をチェックします。
Step04
ご帰宅
排尿が確認でき、問題がなければご帰宅していただけます。
ボトックス尿失禁手術に関してご留意いただきたいこと
ボトックス尿失禁手術が受けられないことがあります
次の方は、ボトックス尿失禁手術をご利用いただくことができません。
- 尿道炎や膀胱炎などの尿路感染症を罹患している
- 全身性の筋力低下を起こす疾患にかかっている
- 妊娠中または授乳中である
- ボトックスアレルギーがある
- 導尿や内視鏡ができない
など
効果の持続期間には個人差があります
ボトックスの効果はずっと持続するわけではありません。通常6~9か月程度持続すると言われますが、個人差があります。再度受けていただくかどうかについても、お気軽にご相談ください。
副作用が出ることがあります
頻尿・排尿時痛・発熱・血尿や、一時的に尿が出にくくなることがあります。ほとんどの場合、数日で改善しますが、心配な方はお気軽にご相談ください。