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- 40代〜50代に多いお悩み
尿漏れ
尿漏れは、40代以上の女性の約2人に1人が経験しているとされています。
尿漏れには、次の3種類があります。
- 腹圧性尿失禁…くしゃみや咳など、腹圧がかかったときに漏れる
- 切迫性尿失禁…急に抑えられない尿意が起き、トイレに間に合わず、尿が漏れる
- 混合性尿失禁…腹圧性と切迫性のどちらの症状もある
40〜50代の尿漏れは、骨盤底筋のゆるみが原因で腹圧性尿失禁を起こしているケースが多いです。また、混合性尿失禁を訴える方も少なくありません。
腹圧性尿失禁の場合、20〜30代よりもさらにゆるみが出て、ちょっと腹圧がかかっただけで尿が漏れてしまう傾向にあります。とくに、妊娠・出産を経験された方は、骨盤底筋がゆるみやすく尿漏れが起こることは珍しくありません。
尿漏れと更年期の関係
膀胱や尿道を骨盤保護している骨盤まわりの筋肉が弱まるほど、尿漏れを起こしやすくなります。
尿漏れは、更年期がターニングポイントだと言われます。更年期は女性の身体に劇的な変化が起こるタイミングです。骨盤底筋がゆるみやすく、尿漏れになりやすいのです。
更年期になると、女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が急激に減少します。エストロゲンが減少すると筋肉量が減少し、代謝も落ちます。
筋肉量の減少と肥満が相まって骨盤底筋に負担が増え、ゆるみやすくなるのです。
更年期は、すべての方が通る道です。尿漏れが気になったら、躊躇せずに泌尿器科へ相談しましょう。
更年期の尿漏れの改善
尿漏れは、骨盤底筋を鍛えることで、改善することができます。骨盤底筋体操やエムセラなどの機器によって骨盤底筋を鍛えましょう。
継続したトレーニングや治療が大切です。
骨盤底筋体操
骨盤底筋を強化する訓練です。訓練の基本姿勢は、次の3つのいずれかです。
- あおむけでひざを立てる
- 椅子に座る
- 立ったままで、両手を机につける
そのうえで、膣と肛門を強く締め、5秒たったら10秒間力を抜きます。これを5回おこないます。次の同じ動きをより早いペースで5回おこないます。
エムセラ（EMSELLA）
エムセラは、骨盤底筋群を鍛える治療機器として、2020年に発売されました。アメリカやEUなど25か国で認可されています。
治療前後の処置など特別な準備がいらず、約30分で座っているだけで改善が期待できる優れた機器です。皮膚へのダメージがなく、痛みもないため、治療後すぐに家事やお仕事に戻っていただくことができます。
エムセラについての詳細は、こちらのページもご確認ください。
